競艇歴10年のギャンブル依存症から立ち直った方法~ヘッダー画像
ギャンブル歴10年以上で貯金を使い果たしても競艇を辞められなかった著者が、実体験を元に競艇やギャンブルの恐ろしさと辞めるための方法を紹介しています。辞めたいのに辞められない。同じ失敗を繰り返すなどの悩みを抱いている方は是非参考にしてください。

ギャンブル辞めたい人必見~競艇歴10年の私がキッパリ辞められた方法

競艇の怖さやのめり込んだ理由、辞めるために採った方法

 

数あるギャンブルの中でも競艇は恐ろしくて危険です。最初は初心者でも始めやすいと思うものですが、投資額が膨らんで大損しやすいので注意してください。
ギャンブル歴10年で最終的に競艇で大損した私が、競艇を辞めて引退するまでに苦労した体験談や競艇のリスクなどを紹介します。

 

競艇にのめり込んだキッカケ

 

ギャンブルの入口はパチンコ・スロットで、10年以上前は遊技人口が今より多くてパチンコくらい打てないと友達との話題についていけない時代でした。
その後は規制強化などで客離れが顕著になり、面白い機種が少なくなって勝ちにくくなりました。

 

とはいえギャンブル中毒だった私は辞めたいと思いつつも辞められずに、ずっと続けていたのですが…。
ただ、スロットの6号機移行やパチンコの遊タイム導入で大負けしにくくなったので、負けが続いた時でも月10~20万円程度の損失で済みます。

 

数枚の一万円札を見て笑う男性とパチンコ台

 

2020年のコロナ第1波でパチ屋が休業する状況になったことや席で紙巻きタバコを吸えなくなって、パチンコ・スロットから疎遠になります。
そして公営ギャンブルでもっともメジャーな競馬を始めたのですが、最大18頭立ての競馬は本当に難しくて、3連単だと人気上位馬を中心に買った馬券すら全く当たりません。
3連複などで買い目を広げるとすぐにトリガミになり、効率が悪いギャンブルだと悩んでいました。

 

そんな時に競艇は6艇固定で3連単が120通りしかない。インコース有利など予想が簡単といった情報をネットで見つけたのが競艇を始めたキッカケです。
配当は低いのですが、初心者でも簡単に3連単を的中できて、1日単位で勝てる日がちょこちょこあります。

 

ギャンブルの醍醐味って勝った時の脳汁や興奮で、どれだけ演出が面白いパチンコや接戦で盛り上がる競馬のレースでも当たらなければつまらないじゃないですか?
センスも経験もない自分でも競艇は簡単に勝つ喜びを味わえたことで、のめり込んでいきました。

 

 

競艇の恐ろしさ

 

競艇競技中の選手とモーターボート

競艇は的中させやすいので、ちゃんと資金マネジメントをして適度に嗜む分には良いと思います。
ただし、負けると感情的になって当初の予定にはない大勝負をしやすい特性があり、私も典型的な転落パターンに陥ってしまいました。

 

ギャンブルをやる前は、負けても遊べればいいという思いがあっても、いざ負けると損失を取り返して1日単位でプラスにしたいという感情が湧いてくるものです。

 

パチンコの時はATMでせいぜい2~3万円を引き出す程度の追加投資。
競馬は適当予想で穴狙いの3連単を買うくらいで済んでいたのですが、競艇は平均配当が低いので、投資額を増やすという選択になりがちです。

 

競馬みたいに穴狙いで一発逆転を狙う方法もあるのですが、人気がない外枠やB級選手の舟券を買っても、スタート直後の1コーナーが終わった時点で負け確になることが多いので楽しくありません。
そして最初は1日1~3万円程度で遊んでいたのが、気付けばコンスタントに5~10万円の大金で勝負するようになってしまいます。
ちゃんと仕事はしていて平均的な収入と貯金があったのですが、貯金はすぐになくなってボーナスを1日で失ったことも…。

 

予想に反する展開で不的中になっても「たまたまで運が悪かった」「次のレースは確率的にも的中できる俺のターンだ」などと感情的になった感じです。
競艇はとにかく当てやすいので、過去に的中させた爽快感が忘れられず、それを簡単に再現できるような錯覚を起こしてしまうので注意してください。

 

クレジットカードを現金化するイメージ

最終的にはクレジットカードのキャッシング枠を使い切り、ショッピング枠を現金に換えるクレジットカード現金化をしてまで舟券を買い続けました。

 

参考にしていたサイト:クレジットカード現金化の優良店

 

幸いなことにクレジットカード現金化をして買った舟券は的中することが多く、支払いはリボ払いを選択するなど借金が大きく膨らむ状況は回避できました。
当時はその日の競艇を楽しむことしか考えていなかったですが、今思い返すとクレジットカード現金化してまで舟券を買うのは狂っていたと反省しています。

 

競艇を辞められた方法

 

毎日どこかしらの競艇場で開催しているので、すぐにのめり込んでしまい、始めて1ヶ月くらいでもう辞めたいという感情を抱きました。
最初は「もうやらない。やるにしても1日1万円まで」などと決意するのですが、給料が入って余力ができたり休日にやることがなかったりすると気が緩んでしまいます。
そして同じような失敗を繰り返してしまう。この辺はパチンコ・スロットの時も同じですが、競艇は1日で大きな金額を負けやすい点に問題があります。

 

元ギャンブル依存症の私が考える、競艇を辞めるためにもっとも大切なこと。
それは病気にかかった状態だと自覚することです。

 

カウンセリングを行う看護師の様子

 

辞めたいのであればプライドを捨ててサポート機関や相談窓口を利用してください。
1人でも手軽に楽しむことができ、スマホなどのネット環境があれば舟券購入やレース結果の確認ができるため、中毒者が競艇を自力で辞めるのは困難です。
カウンセリング的なものを通じて、ギャンブル依存症の恐ろしさを専門家から説明してもらうと冷静になれます。

 

 

ギャンブル以外の趣味や時間潰しを見つけるなど理屈では簡単そうな方法でも、それを実践して完全引退するのは難しいことです。
自分なりのルールを作るのではなく、まずはギャンブル依存症は病気だと認めて、第三者や専門のサポート機関に相談するのが競艇を辞めるための近道です。