競艇の待機行動中は、コース取りなど様々な駆け引きが行われています。

待機行動中の駆け引き

競艇はレース前にピット離れをしてからスタートまでに1分40秒前後の待機時間があります。(待機時間はボートレース場によって異なる)
待機行動中は、コース取りや助走など様々な駆け引きが行われています。

 

 

コース取りは早いもの勝ち

競艇は1コースの勝率が約5割あるように、内側のコースが圧倒的に有利です。
コースは枠順ではなく、ピット離れしてコースに入った順番で決まります。
2枠から1コースを取るケースも多く、枠順とコース順が異なることを「枠なり崩れ」枠順通りのコース入りを「枠なりスタート」と呼びます。
ピット離れしてすぐに加速してインコースに入ればいいと思うかもしれないですが、強引なコース取りは迷惑行為として違反を取られるリスクと助走距離が短くなってしまうリスクがあります。

 

ボートレース場によってピットの場所やスタートラインまでの距離が異なり、枠なり崩れの起こる割合が変わってきます。
競艇予想するときはボートレース場の特性を理解しておきましょう。

 

 

競艇用ボートにブレーキがない

競艇用ボートはブレーキがありません。
アクセルを緩めると水面との負荷で減速しますが、アイドリングをしているだけでも少しずつボートが前に進んでいきます。
つまり1分40秒ほどある待機行動中はコースに入った後も少しずつ前に進んでいきます。

 

ボートの特性を踏まえて適切な助走を取れるようにコースインしないといけません。
外枠から加速してインコースを取りに行くと、助走距離を取るのが難しくなります。
新人よりもベテランの方が内枠を取りに行くケースが多く、内枠新人、外枠ベテランの枠順になると枠なり崩れが起こりやすいです。

 

 

待機行動中の違反はペナルティが重い

レッドカードを出す手

競艇は違反をすると事故点が減点され、1レースあたりの平均事故点が0.7を上回ると強制的にB2級へ降格し、事故点が多いと最悪引退勧告を受けることもあります。

 

待機行動違反は7点減点です。もっとも重いペナルティのフライングは10点減点で、1回のみでも斡旋停止の重たい処分が下されます。
レース中の転覆、落水、エンストなど選手責任の事故は5点減点です。待機行動違反はフライングに次いで事故点が高いです。

 

待機行動違反の種類は以下の通りです。

 

適正な間隔を取らない

2マークとの距離や隣接する内枠との距離を開けすぎる

 

追突等

他の艇に追突や迷惑のかかる進路をとる

 

転舵

向かってくる他の艇に向けて舵を切る

 

右転舵

外側に向けて舵を切る

 

ターンマークなどへの接触

強引なコース取りでコース上に設置されたターンマークなどへの接触、手で触るのもNG

 

逆航走

スタートラインに向かって逆方向に進む

 

モーター停止

故意にエンストさせて、長い助走を取るように時間稼ぎする

 

割り込み

150m見通し線を越えた後に内側へ割り込む

 

このように、さまざまな違反行為があり、選手は事故点を取られないようにしながら、ライバルの動きを見極めて駆け引きを行っています。
競艇のスタート前の待機行動は、ただ待っているワケではなく、ピット離れやレース前の展示航走(スタート展示)からレースでの駆け引きが始まっていることを覚えておきましょう。