競艇のモーターの関係からレースを分析し、波乱の要素を見極めます。

モーターの重要性

ボートのモーターイメージ画像

競艇で使うモーターおよびペラとボートは節ごとにボートレース場の用意したものを抽選によって各選手へ割り振っています。
モーターは年に1回一斉に入れ替えを行い、同じメーカーの同じ型を使っています。
スペックや消耗度合いは共通ですが、製造工程で僅かな誤差が出ることもあって、性能に違いが出ます。

 

ペラは木製ハンマーを使って調整することができるので、選手の調整能力によってモーターの不利をカバーすることもできます。
それでも貸しペラ制になってからは、選手の技量で調整できる範囲は限られていて、抽選で当たりモーターを引けるかが重要になっています。
ボートレースの公式ホームページでは、モーターとボートごとの成績を公開しています。

 

 

モーターの性能差が出るのは中盤以降

モーターの性能によって加速とノビ(最高速)に差が出ます。
競艇でもっとも重要なスタートでは、フライングスタート方式になるため、モーターの性能が少し悪くても適切な助走でカバーできて、1マークへ最適なスピードや位置取りで進入できます。
モーターの性能差が出るのは、スタート後の1マーク通過をしてからです。

 

1コースから先頭でバックストレートに入ったときに、モーターの性能が高ければ独走態勢を作れます。
ほかの選手より直線の加速とノビが悪いと、後続との距離が詰まってしまいます。

 

つまり、当たりモーターだと先行逃げ切りが決まりやすく、後方からのスタートでも順位を上げるチャンスが大きいです。
ハズレモーターで後方からのレースになった場合は、どれだけ腕の良い選手でも追い上げるのが困難です。

 

 

最適な位置取りとスピードを殺さなければ勝てる

モーターの性能が劣っていると直線で後続が距離を詰めてきます。
しかし、最高速で違いが出るのはほんの僅かです。
ターンで減速しすぎると抜かされてしまいますが、高速ターンでスピードを維持して、大きく膨らむライン取りをしなければ直線で抜かされることはありません。
優秀なモーターを搭載した後続の選手は直線で追い上げて、より速い速度でコーナーへ進入できます。

 

それでも、最適なライン取りと高速ターンを決めれば抜かされることはありません。
競艇でオーバーテイクするには、前を走る艇がミスをしない限り、モーターが多少優れていても厳しいです。

 

ただし、3周にわたるレースの中で、随時後続から距離を詰められるのはプレッシャーになり、ミスを起こしやすくなります。
選手の経験や実力によって、ハズレモーターを引いたときや当たりモーターを引いた選手とのマッチアップでの安定感が変わってきます。

 

 

密集したレースは波乱が起こりやすい

1コースに入るボートのモーターが遅くて選手のランクも低かった場合、独走態勢にはならず密集したレースになります。
競艇は接近戦のバトルをすると、やりあった2艇や3艇がともに最適なラインを外れたり、不必要な減速をして順位を落とすことがあります。
モーターの関係からレース中の密集度合いを分析することができて、そこから波乱の要素を見極められます。

 

競艇のレースの流れ