
競艇は公営ギャンブルの一つで、大枠で見た場合は競馬・競輪・オートレースと同じカテゴリーです。
公営ギャンブル以外で比較できるギャンブルは、パチンコ・パチスロや宝くじ系、カジノなどがあります。
競艇と他のギャンブルとの違いをまとめました。
公営ギャンブルは投票券の売上に対して75%の還元率になるように定められています。
例外として、中央競馬だけは券種によって70~80%で還元率が変動します。
競馬は単勝・複勝など平均配当が低い券種が80%になり、高額配当が狙える3連単が70%になるなどのルールがありますが、全体の平均還元率は75%前後です。
競艇など中央競馬以外の公営ギャンブルの還元率は券種を問わず一律75%です。
続いてパチンコ・パチスロの還元率は非公開になっていますが、概ね80~85%ほどと言われています。
ただし、店のサジ加減で変動する要素があり、昨今は遊技人口の減少で釘や設定を渋くしているホールが多いです。
理論的な話をすると、ボーダーが1K17回転と言われているパチンコの機種で、実際には1K10回転くらいしか回らないケースが当たり前のようにあります。
この場合、単純計算で還元率は60~70%程度になります。
そして期待値を高めるにはイベント日など1日単位の還元率が高くなる日を狙う必要があります。
宝くじは約45%で、ロトやサッカーくじ、スクラッチなども概ね50%前後の還元率です。
宝くじは元々、国が財源を確保するために販売した歴史があり、利益の多くは税金のような扱いで福祉事業などに使われています。
カジノの還元率はパチンコと同じで胴元が調整できる余地がありますが、テーブルゲームなどは理論上90%以上の還元率になります。
ただしカジノは身近に楽しめるギャンブルではなく、将来日本で導入されるカジノは入場料を徴収される見込みです。
還元率だけを見ればオンラインカジノが一番勝ちやすいことになりますが、かなりグレーなサービスなので何かしらの闇があると思った方がよいでしょう。
ご覧のとおり競艇はもっとも少ない6艇固定で行われます。
もっとも組み合わせが多い3連単では、競艇(出走数6)の総組み合わせ数が120通りで、競馬18頭立ての4,896通りと雲泥の差です。
競艇の予想要素は主に次の通りです。
他にもモーターやスタート展示、当日の体重などの予想要素がありますが、上記3つが与える影響が非常に大きく、最内の1コースは勝率が約50%もあります。
複雑な予想要素が少ないところが、競艇の魅力だといえるでしょう。
一方、競馬は血統、距離適正、馬体重の増減、パドックでの様子、調教タイム、右回り左回りの不得手、馬場適性、鞍上の良し悪しなど、極めようとすると膨大な知識が必要となります。
競輪にはラインという独特な文化があり、慣れるまで少々時間がかかってしまうかもしれません。
ちなみにパチンコで攻略するにはボーダーよりも回る優良店や大判振る舞いをするイベントを見つける必要があり、スロットも同様に設定が入るホール・イベントを狙う必要があります。
簡単にまとめると、競艇は勉強と努力をしなくても、それなりの買い目を組み立てることが可能です。
ただし、内枠や実力上位の選手を買う手法は大勢と一緒の考え方になり、結果的には75%前後かさらに低い還元率になる期待値です。
回収率100%超えのプロを目指すのであれば、攻略要素や予想要素が多いギャンブルを選んだ方がいいかもしれません。